JR東日本管内に住んでいる方で、通勤時に電車を使うと、JREポイントが貯まっていきます。せっかく、貯めたポイントをお得に使いたいですよね?
このページでは、JREポイントのお得な使い方について紹介します。このページを読むことで、下記のことがわかります。
- JREポイントのお得な使い方が、ポイント単価とともにわかる
- JREポイントを使う上で、注意すべき点がわかる
- ポイント単価あたりで見れば、一番お得な引換先は、「どこかにビューン!」である
結論
僕は下記の5点がお得であると考えています。
- 普通列車グリーン車への引換
- Suicaチャージ
- 在来線特急のJREポイント特典チケットへの引換
- 「新幹線eチケットサービス」のJREポイント特典チケットへの引換
- JREポイント特典「どこかにビューン!」への引き換え
JREポイントの使い道を見ながら説明したいと思います。
JREポイントの使い道
この章では、JREポイントの使い道について説明します。
使い道1:普通列車グリーン券への引換
首都圏近郊にお住まいの方は、普通列車にグリーン車が連結されているところを、見たことがないでしょうか?
JREポイントを使えば、普通列車グリーン券を600ポイントで引き換えることが可能です。通常価格は下記の表のようになっています。
距離 | 平日事前 | 平日車内 | 休日事前 | 休日車内 |
50kmまで | 780円 | 1040円 | 580円 | 840円 |
51kmから | 1000円 | 1260円 | 800円 | 1060円 |
JR東日本:https://www.jreast.co.jp/railway/train/green/charge/より作成
尚、1ポイント当たりの単価は下記の表のようになっています。
距離 | 平日事前 | 平日車内 | 休日事前 | 休日車内 |
50kmまで | 1.3円 | 1.7円 | 0.96円 | 1.4円 |
51kmから | 1.6円 | 2.1円 | 1.3円 | 1.7円 |
有効期限は、引き換えてから1ヶ月となっています。有効期限に注意しましょう。
使い道2:Suicaチャージ
JREポイントはSuicaチャージにも使うことが可能です。
1ポイント=1円として利用することが可能です。
同一運賃区間を月10回乗車すると「リピートポイントサービス」で運賃1回分のJREポイントがもらえるので、回数券の代わりとして利用することが可能です。
(参考:JRの回数券は10回分の料金で、11回乗車することが可能だった乗車券)
使い道3:在来線特急のJREポイント特典チケットの引換
えきねっとを使うことで、在来線特急の特急券部分に対して、JREポイントを使用することが可能です。
ただし、対象在来線特急が下記の首都圏発着のものに限られています。
- あずさ・かいじ
- はちおうじ・おうめ
- 富士回遊
- ひたち・ときわ
- 踊り子・湘南
- スワローあかぎ・あかぎ
- 成田エクスプレス
特急あかぎ以外の、通常価格と引換ポイントの関係は、下記の表の通りになります。
距離 | 通常価格 | 引換ポイント | 1ポイント当たりの単価 |
50km以内 | 760円 | 460ポイント | 1.6円 |
51~100km | 1020円 | 720ポイント | 1.4円 |
101~150km | 1580円 | 1280ポイント | 1.2円 |
151~200km | 2240円 | 1280ポイント | 1.7円 |
201~300km | 2550円 | 1940ポイント | 1.3円 |
301~400km | 2900円 | 1940ポイント | 1.4円 |
えきねっと:https://www.eki-net.com/top/point/guide/tokuten_section.htmlから作成
また、特急あかぎは、普通車指定席のみ使用可能で、通常価格と引換ポイントの関係は下記のようになります。
距離 | 通常価格 | 引換ポイント | 1ポイント当たりの単価 |
50km以内 | 1050円 | 460ポイント | 2.2円 |
51~100km | 1480円 | 720ポイント | 2.0円 |
101~150km | 1890円 | 1280ポイント | 1.4円 |
えきねっと:https://www.eki-net.com/top/point/guide/tokuten_section.htmlから作成
ポイント単価が基本的に1円を超える場合が多いので、かなりお得な引換先となっています。
使い道4:新幹線eチケットサービスのJREポイント特典チケットの引換
先ほどの在来線特急と同様に、えきねっとを利用することで、JREポイントを「新幹線eチケットサービス」へ交換することが可能です。
距離とポイントの関係は次の表のようになります。
距離 | 引換ポイント |
100km以内 | 2160ポイント |
101~200km | 4620ポイント |
201~400km | 7940ポイント |
401km以上 | 12210ポイント |
えきねっと:https://www.eki-net.com/top/point/guide/tokuten_section.htmlから引用
「新幹線eチケットサービス」は料金体系が複雑なので、一概にお得とは言えませんが、ポイント単価としては0.9~1.9円の間になります。
各新幹線路線別のポイント単価表は、下記に掲載しています。
上越新幹線
北陸新幹線
東北新幹線
山形新幹線
秋田新幹線
使い道5:JREポイント特典「どこかにビューーン!」への引き換え
JR東日本では、JREポイントを6000ポイント消費することで、東京駅から150km以上離れた新幹線停車駅のうちランダムに4駅が選定され、その4つの駅から申し込み後ランダムで1駅に決まる、「どこかにビューーン!!」へ引き換え可能となりました。
選定された駅にもよりますが、9240~24420ポイント相当が、6000ポイントで手に入ることになります。
日帰りから7日まで有効なきっぷを手に入れることができるので、とりあえずどこかに行きたいけど、行き先を誰かに決めて欲しいという場合におすすめです。
JALの「どこかにマイル」やJR西日本の「サイコロきっぷ」を追従して、今後も行き先がランダムに決まるランダム旅が流行りそうです。
注意点:通常ポイントと期間限定ポイント
JREポイントを有効に使うには、通常ポイントと期間限定ポイントの違いを把握する必要があります。
- 通常ポイント:原則、JR東日本の電車に乗車すると付与されるポイント
- 期間限定ポイント:原則、アプリやキャンペーンで付与されるポイント
期間限定ポイントは通常ポイントと比較すると、下記の制限があります。
- Suicaへのチャージ不可
- えきねっとの「JRE POINT特典チケット」や「JRE POINTアップグレード」、「どこかにビューーン!」への交換不可
- JALマイル・ビックカメラへのポイント変換不可
今回紹介した例では、普通列車グリーン券への引換以外では、期間限定ポイントを使用することができません。
まとめ
本ページでは、JREポイントのお得な使い方に下記の5つについて、説明しました。
- 普通列車グリーン車への引換
- Suicaチャージ
- 在来線特急のJREポイント特典チケットへの引換
- 「新幹線eチケットサービス」のJREポイント特典チケットへの引換
- JREポイント特典「どこかにビューーン!」への引き換え
使い方を工夫すれば、1円以上の価値になるJREポイントを有効活用して、お得に旅を楽しみましょう。