静岡県の第2の都市である浜松市。
浜松餃子やうなぎなど、おいしいものがたくさんあると聞いて、日帰りで観光しに行きました。
目的はうなぎと浜松餃子を食べて、浜名湖の舘山寺温泉に入ることと決めました。
ここでは、浜松市に旅行に行った時のルートや失敗談などを書き、今後日帰りで旅行する人に参考になればと思います。
- 浜松市と掛川市を日帰りで観光するときの注意点がわかる
- 浜松市と掛川市を1日で回った時の時間表が見られる
- 舘山寺温泉や浜松城・掛川城も廻れるが、時間配分に注意すべし
使ったプランと滞在時間
今回はJR東海ツアーズの「ずらし旅」を利用しました。
「ずらし旅」は、通常の往復新幹線指定席料金より安い金額で旅行が楽しめる、添乗員がつかないプランとなっています。
今回使用した浜松発着の「ずらし旅」は、下記のものがついてきて、当時の価格が14600円(東京・品川発)でした。
- 新幹線往復指定席きっぷ(往復で通常15820円相当)
- ふじのくに家康公きっぷ 西部版(エリア内のJR線や私鉄、バスが乗り放題、1600円)
- ずらし旅チケット(電子チケット)
通常、「ふじのくに家康公きっぷ」はスマートEXを使った人だけが、購入することができる切符ですが、このプランでは初めから含まれていて非常にお得でかつ、心強い武器になります。
「ずらし旅チケット」は、予めいくつかの特典があり、その中から1つだけ特典を受けることが可能な電子チケットです。
静岡版はこちらから見ることができます。
今回は「しずおか満喫パス」という、静岡の特定の場所を6箇所無料で回ることができるチケットと、引き換えました。
東海道新幹線は、基本的に旅行会社のツアーを利用すると、安く利用することができます。
東海道新幹線の料金比較記事はこちらです。
なお、滞在時間は10時間弱でした。
しずおか満喫パスとは?
「しずおか満喫パス」は静岡県内の指定されたサービスを、最大6回分利用することができるお得なチケットです。
今回利用した「ずらし旅」以外では、スマートEXを静岡県外から使ってきた人も、利用することができます。スマートEX利用者には、1600円で販売されているようです。
今回旅行へ行った浜松市と掛川市のエリアでは、下記のサービスを受けることが可能です。
浜松エリア
- 浜松城
- 浜松市楽器博物館
- 浜松まつり会館
- 龍潭寺(りょうたんじ)
- 長楽寺
- 竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)
掛川・袋井エリア
- 掛川城天守閣・御殿
- 竹の丸
- 二の丸茶室
- 掛川市二の丸美術館
- 掛川市ステンドグラス美術館
- 掛川花鳥園
- 萬松山可睡斎(ばんしょうざんかすいさい)
- 目の霊山 油山寺
- 法多山厄除けだんご 1皿
掛川に用がある場合は掛川駅スタートにするか?
ずらし旅に限りますが、掛川駅を発着駅とすると、「ふじのくに家康公きっぷ」(中部)、(西部)の2種類から1つだけ選べます。
しかし、新幹線でこだましか選べなくなることは、予定を合わせにくいと考えたため、浜松駅発着で予定を立てました。
掛川市がメインでなければ、浜松駅か静岡駅を拠点にすると便利だと思います。
浜松駅からは電車で30分程度、静岡駅からは電車で40分程度で行くことができます。
新幹線ではどちらの駅も、掛川駅には10分程度で到着しますが、「ふじのくに家康公きっぷ」を乗車券の代わりに使用することができないので、注意しましょう。
実際に行ったルート
今回、実際に行ったところは下記の通りです。
- 浜松駅
- 中田島砂丘
- 掛川城(天守閣・御殿)・二の丸茶室
- 竹の丸
- 浜名湖・舘山寺温泉
- うなぎ 志ぶき
また、実際の行程のタイムスケジュールは下記のようになります。効率化すれば、もっと多くの場所に回れたかもしれません。
- 11:27:浜松駅着
- 11:40:浜松駅 石松餃子
- 12:30 : 中田島砂丘バス停着
- 12:59:中田島砂丘バス停発
- 13:38:浜松駅発
- 14:05:掛川駅着
- 14:15:掛川城着
- 14:45:二の丸茶室
- 15:00:竹の丸
- 15:18:掛川駅着
- 15:55:浜松駅着
- 16:50:舘山寺町バス定着
特にあと1時間早く浜松駅にいれば、浜松城も回れたと思います。
下記に紹介する場所は、バスを含めて、全て「しずおか満喫パス(西部)」のフリーエリア内となっています。
浜松駅
浜松駅は、浜松市最大の駅で、ショッピングモールや観光案内所などが駅構内に入っています。
浜松駅では、浜松市で有名な浜松餃子を、石松餃子で食べました。
石松餃子では、餃子定食(餃子は10個、1000円)を注文しました。
なお、浜松駅の石松餃子は、EX-ICカードを見せると、合計金額から10%オフになります。
また、円形に並べられた餃子は20個、1530円で注文することができます。
中田島砂丘
日本3大砂丘の1つの中田島砂丘が、浜松駅からバスで15分ほどにあります(バスの運行間隔は30分に1本程度、片道280円)。
中田島砂丘は、風が強く風紋が美しく出る場所として知られ、ドラマや映画のロケ地として用いられるほどです。
夏はウミガメの産卵もあるそうです。
観光した日は曇りで、綺麗な風紋を見ることができませんでした。
砂丘内は裸足で歩く観光客も多いです。
運動靴で行くと、靴の中が砂だらけになる恐れがあります。また、砂丘を登るときにかなり滑るので注意しましょう。
砂丘を登る間に、堆砂垣という柵のようなものがあり、風で飛ぶ砂を受け止める役割を果たしています。
これにより、砂丘の高さを調整しています。
砂丘の入り口付近では、地元の小学校の生徒が建てた堆砂垣を見ることができます。
掛川城・二の丸茶室
浜松駅から電車で約30分ほどで、掛川駅に着きます(電車は15分に1本間隔)。
掛川駅から北へ徒歩7分ほどで、掛川城に到着できます。
掛川城は、室町時代に今川家が建立したものです。
旅行した季節が、春ということもあり、城内の桜がきれいに咲いていました。
掛川城では、天守閣、本殿、二の丸茶室を廻りました。
特に二の丸茶室では、昔ながらの茶室で抹茶と地元で作られた和菓子を楽しむことができるのでおすすめです。
茶菓子は毎日変わるそうです。
掛川城周辺は「しずおか満喫パス」が利用できる施設が多いので、立ち寄りやすいかもしれません。
竹の丸
掛川城から徒歩30秒くらいで竹の丸に到着することができます。
豊臣秀吉が生きていた時代に作られた、屋敷地だそうです。
中で見学することはもちろん、カフェみたいに食事もできるようになってます。
中の見学は「しずおか満喫パス」の利用が可能です。
浜名湖・舘山寺温泉
浜名湖は鰻の養殖で有名な湖です。
東海道新幹線や東名高速道路から見える浜名湖とは反対側に、舘山寺温泉という浜名湖から近い温泉地にも興味があったので、そちらに行きました。
浜松駅からバスで1時間ほどで到着します(1時間に1、2本程度で片道620円)。
写真に写っている橋は志ぶき橋と呼ばれる橋で、夕日が出ている時に訪れると映えるそうです。
日帰り温泉は「華咲の湯」を利用しました。
入館料は1100円(レイト料金)で、月毎に変わるお風呂と、一年中楽しめるお風呂の2種類が楽しめます。
フェイスタオルとバスタオルの無料貸し出し、お風呂場にシャンプーやボディーソープ、アメニティが揃っており、手ぶらで訪れても安心です。
施設を利用すれば、窓口で申請して帰りのバス無料券ももらえるそうです。https://hanasakinoyu.jp/access/#anc-bus
うなぎ 志ぶき
舘山寺温泉のバス停から10分ほど歩くと、うなぎで有名な志ぶきがあります。
夜は18時から始まりますが、18時半頃に着くと順番待ちになる場合があるので、なるべく早めに行くことをお勧めします。
今回は2色小丼(3100円)を注文しました。うなぎの蒲焼と白焼きを同時に楽しめるのでお勧めです。
ちなみに白焼きも蒲焼も1枚から注文することができ、1本あたり4600円です。
かかった費用
かかった費用は下記の通りです。
- ずらし旅:14600円
- 石松餃子:1000円
- 華咲の湯:1100円
- うなぎ 志ぶき 2色小丼:3100円
合計:19800円
交通費は「ふじのくに家康公きっぷ」でほとんどかからなかったこと、観光地は「しずおか満喫パス」でほとんどかからなかったことが大きいです。
まとめ
浜松と掛川は1日で回る場所として、丁度いいところです。
うなぎに浜松餃子など美味しいものもたくさんあります。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。