南東北の一部であり、自然豊かな地域である山形県。
お米やさくらんぼ、牛肉をはじめとした各種農作物が有名であり、また樹氷や温泉などと自然豊かな県であります。
夏は暑いせいか、「冷やし〜」という料理が多い県でもあります。
今回は山形県の中でも、山形市周辺を日帰りで旅行をしました。
この記事を読むと、下記のようなことがわかります。
- 山形県を日帰りで回れる行程がわかる
- 蔵王山あたりに行くときの注意事項がわかる
今回使ったプランと滞在時間
今回は、えきねっとを用いて、JREポイントの特典チケットを利用しました。
期間限定で、JREポイントでの新幹線特典チケットの引換が、通常の半分以下で行えたので、今回はそれを利用しました。
なお、ポイント効率に関しては下記の記事をご覧ください。
また、現地での車移動のために、タイムズカーシェアを用いました。
滞在時間は約10時間半です。
実際に行ったルート
今回、移動したルートは下記の通りです。
実際に行った場所は下記の通りです。
「冷やし〜」と付く料理が食べられるところや、蔵王、かみのやま温泉を中心に行きました。
- 栄屋本店(冷やしラーメンが有名)
- まるわ商店(冷やし焼き芋が有名)
- 山形一寸亭(冷やしにくそばが有名)
- 蔵王温泉 大露天風呂
- お釜
- かみのやま温泉 下大湯共同浴場
- 米沢牛登起波 山形店
また、山形駅到着からの実際の時間は下記のようになります。
- 10:06 山形駅 着
- 11:10 まるわ商店 着
- 11:30 栄屋本店 着
- 12:50 山形一寸亭 着
- 14:30 蔵王温泉 大露天風呂 着
- 16:00 お釜 着
- 17:50 かみのやま温泉 下大湯共同浴場 着
- 19:00 米沢牛登起波 山形店 着
- 20:00 山形駅 着
山形駅
山形県の中心的な駅です。
西口は公共施設、東口は繁華街が広がっています。
栄屋本店
栄屋本店は山形駅から15分ほど歩いた場所にあります。
ここの名物である冷やしラーメンは発祥の地として知られているそうです。
開店前から人だかりができていますが、入り口前のノートに名前を書く形で、順番を取ることができます。
開店時間になると、入り口前のノートに書かれた名前順で店内に入ることができます。
名物の冷やしラーメンは下のようになっています。
冷やしラーメンが名物ですが、普通の温かいラーメンも注文することができます。
このメニューのほかに、そばやうどんも注文することができます。
今回は、冷やしラーメンを注文しました。
スープの中には氷が入っており、スープが緩くならないような配慮がなされています。
冷えているためか、普通の温かいラーメンと比較すると、スープや具の味が非常にわかりやすかったと思います。
冷やしラーメンで迷ったら、まず栄屋本店に行ってみるのはいかがでしょうか。
栄屋本店の味を家でも食べたい!という方は通販もあります。
栄屋本店
- 住所:山形県山形市本町2-3-21
- 営業時間:夏時間(3月19日~9月30日) 11:30~20:15
- 営業時間:冬時間(10月1日~3月18日) 11:30~19:30
- HP:http://www.sakaeya-honten.com/
まるわ商店
栄屋本店の裏にあるお店です。
ここでは冷やし焼き芋というものを販売しています。
焼き芋なのに冷えているという不思議な商品ですが、味は焼き芋でした。
外装を開けると、真空パックに焼き芋が1本入っている形となります。
焼き芋の蜜がペタペタするので、食べるときには注意が必要です。
真空パックを開けるとこのような形になっており、芋の皮も食べられるようになっています。
春夏秋冬焼き芋を食べたい方はもちろん、冷やしラーメンを食べた後のデザートが欲しい方にも、おすすめできるお店です。
遠いよ…という方は通販もあります。
山形一寸亭
蔵王の地下水を用いて作る冷たい肉そばが有名な、山形一寸亭です。
山形には一寸亭本店というお蕎麦屋さんがありますが、暖簾分けをしたそうです。
蔵王の地下水を創業以来使っているそうで、入り口と駐車場にその水が飲めるようになっています。
ここでは冷やし肉蕎麦を注文しました。
肉は牛肉で、スープはくどくない味で、かなり食べやすい蕎麦でした。
今回は冷やしで食べましたが、温かい蕎麦も食べることができます。
こちらも通販があり、家庭でもお店の味を堪能することができます。
蔵王温泉大露天風呂
山形県は温泉が各地にあり、山形市からもアクセスしやすい温泉街も各所に存在します。
山形市からアクセスしやすい温泉街として、蔵王温泉とかみのやま温泉があります。
まずは、蔵王温泉に訪れました。
険しい山を車で登ると、蔵王温泉の大露天風呂があります。
このお風呂は、冬の時期以外に入浴することが可能な浴場となっています。
浴槽を映すことができないので、文字だけで説明します。
蔵王温泉の湯質は酸性で、浴槽の岩に湯の花が付着しており、硫黄の匂いがします。
脱衣はロッカールームで行いますが、ロッカーは100円で戻ってこないタイプなので注意しましょう。また、ロッカールームの床はスノコみたいになっており、小銭が落ちると取れなくなってしまう可能性が高いので注意しましょう。
浴槽の横には川が流れており、溢れたお湯は川に流れるようになっています。
お湯の温度は、比較的ぬるめになっています。
この露天風呂では、頭を洗ったり、体を洗うためのスペースやシャワーがないことに注意しましょう。
大自然の中のお風呂に入りたい方は、一度訪れてみるのはいかがでしょうか。
蔵王温泉大露天風呂
- 住所:山形県山形市蔵王温泉荒敷853-3
- 営業時期・時間:4月下旬~11月上旬 平日9:30~17:00、休日9:30~18:00
- 入湯料:大人700円、子供(小学生以下)400円
- HP :http://www.jupeer-zao.com/roten/
お釜
宮城県に入りますが、蔵王山の山頂付近にも行きました。
通常、お釜と呼ばれる火口には、エメラルドグリーンのお湯が溜まっているところを見ることができます。
僕が訪れた時は、山頂が雲に覆われていて全く見ることができませんでした。
山頂に登ると神社があり、お参りと参拝記録をかけるノートが置いてあります。
6月上旬に訪れたのですが、蔵王山を降りると暑いのにもかかわらず、蔵王山山頂付近の雲がかかっている箇所は、半袖では寒かったので、防寒着と雨具は必須です。
宮城県に入ってしまいますが、蔵王温泉からさほど遠くないので、ぜひ寄っていただきたい箇所です。
上山温泉 下大湯公衆浴場
山形市から車で20分もかからずに上山温泉に到着することができます。
上山温泉は公衆浴場がたくさんある温泉街で、地元の人もよく使用しています。
入湯料は他の温泉街と比較してもかなり安くなっています。
今回は、上山温泉の公衆浴場の中でも、最古である下大湯公衆浴場に行きました。
下大湯公衆浴場では、頭や体を洗いたい人向けに、洗髪料を支払う文化があるのが特徴です。
水道水の方が温泉と比べて、貴重だった時代の名残だそうです。
支払うと、洗髪券がもらえ、それには水道の蛇口の頭がついています。
それを、蛇口につけることで、頭を洗うシステムになっています。
浴槽のお湯はあつめとぬるめの2種類があり、あつめのお湯は44℃前後、ぬるめのお湯は41℃前後だった記憶があります。
上山温泉の公衆浴場といえば、下大湯公衆浴場が真っ先に挙げられますが、他にもたくさんの公衆浴場がありますので、巡ってみるのはいかがでしょうか。
下大湯公衆浴場
- 住所:山形県上山市十日町9-30
- 入湯料:大人150円、子供100円
- 洗髪料:100円
- 営業時間:6:00~22:00
米沢牛登起波 山形店
米沢市に本店があるそうです。
せっかく山形にきたのだから、牛肉をしっかり食べようと思い、山形駅周辺を彷徨っていたら、見つけたお店です。
ここでは、すき焼きの竹コース(4400円)を注文しました。
お肉は非常に柔らかくて、食べやすくなっていました。
また、すき焼きを注文すると、ご飯、味噌汁、漬物のほかに郷土料理の冷や汁がセットで出てきました。
食材は冷えていて、素朴な味がしました。万人受けする味だと思います。
山形の郷土料理も味わうことができる良いコースでした。
すき焼きだけでなく、しゃぶしゃぶやステーキなどもあるので、とにかく米沢牛を食べてみたいという方は訪れてみるのはいかがでしょうか。
まとめ
山形市を中心に旅行しましたが、湯質の異なる温泉地2箇所が、比較的近い位置に存在して面白い場所です。
また、美味しい有名な料理が多い場所で、舌を唸らせるものが多いです。
自然を楽しみつつ、美味しい料理も同時に堪能できる欲張りな場所、そんな山形県に一度訪れてみるのはいかがでしょうか。